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Webコンテンツの特性

Webというのは、従来の新聞・雑誌などの紙の印刷物、テレビ、ラジオといったメディアと比較しても、無限の可能性を秘めていることは皆さんも日頃から感じていることでしょう。そして、それは高齢者や障害者などのユーザーの立場からも同じことが言えるのです。

Webコンテンツならではのユーザーのメリット

例えば、新聞や雑誌などの紙の印刷物の文字サイズを考えてみましょう。印刷された文字の大きさは、それを読むユーザーが変えることはできません。しかし、Webコンテンツの場合はもしユーザーが文字サイズが小さくて読みづらいと感じれば、ブラウザの設定を変更して文字サイズを大きくすることができます。そして、パソコンの画面解像度やブラウザのウィンドウサイズも変更することができるなど、ユーザーの好みに応じてその閲覧環境を自分好みにカスタマイズできるのです。紙の印刷物と同じように文字の大きさやレイアウト幅を固定してしまうWebデザインは、こういったユーザーのメリットを奪っているということも言えます。

イラスト:WEBコンテンツができること。画面を見る時に文字の大きさの変更、レイアウトの変更、色の変更など可変的な媒体である。印刷媒体ができること。もう出来上がったものは、文字サイズ、色などは変更できない

Webコンテンツの持つパワー

また、高齢者や障害を持っているユーザーにとっては、さらに大きなメリットがあるのがWebなのです。例えば、新聞や雑誌のページをめくることができない人は誰かにページをめくってもらったり、紙に印刷された文字を読むことができない人は誰かに文字を読んでもらったりしないと、そこにある情報を入手することはできません。また、音声を聞くことができない人は、テレビやラジオが音声で伝えている情報を得ることができません。このように、Webコンテンツはそういった人たちも誰の助けを借りることなく、自分の好きなときに好きなだけ一人で情報を得ることができるのです。外出がしづらい人も自宅でショッピングを思いのままに楽しむことができます。

さらには、ユーザーはパソコンでWebコンテンツを利用しているとは限りません。PDAや携帯電話といったモバイル系端末をはじめ、家電にもブラウザが実装され始めるなど、ユーザーがWebコンテンツを利用する環境はますます多様化していく傾向にあります。JIS X8341-3:2004でも、こういった様々なユーザーの環境への配慮も盛り込まれています。

Webアクセシビリティの考え方

ここで、Webの創始者であるW3Cディレクターのティム・バーナーズ・リーの言葉を紹介しておきます。Webコンテンツの運営や制作に関わる全ての人は、この言葉の意味を改めて考えてみる必要があるのではないでしょうか。

"Web"のパワーはそのユニバーサル性にある。障害に関係なく誰もがアクセスできることは、"Web"の根幹をなす要素の一つである。

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