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JIS X8341-3の一般的原則

次に、JIS X8341-3の基本的な考え方を示している"基本方針"と"基本的要件"について解説します。

基本方針

JIS X8341-3:2004の"4.1 基本方針"では、以下の3つのポイントを挙げています。

  • a) ウェブコンテンツを企画・制作するときに,可能な限り高齢者・障害者が操作又は利用できるように配慮する。
  • b) ウェブコンテンツは,できるだけ多くの情報通信機器,表示装置の画面解像度及びサイズ,ウェブブラウザ及びバージョンで,操作又は利用できるように配慮する。
  • c) ウェブコンテンツの企画から運用に至るプロセスで情報アクセシビリティを常に確保し,更に向上するように配慮する。

高齢者および障害者への配慮はもちろんですが、b)では多様化するデバイスやブラウザへの配慮が挙げられています。近年ではパソコン以外にも、PDAや携帯電話といったモバイル系の端末が普及してきていますし、情報家電といって家電製品にもブラウザが搭載されるようになってきています。これからのWebコンテンツは、こういった多様化するユーザーの利用環境にも対応していかなくてはなりません。また、c)では単にWebコンテンツの制作工程だけでなく、その前後にある企画から運用にいたるまでの全ての工程において、アクセシビリティを確保・向上することが重要であると述べています。

基本的要件

そして、JIS X8341-3:2004の"4.2 基本的用件"では、Webコンテンツがアクセシビリティを確保し向上させるために満たすべき基本的要件を以下のように挙げています。

  • 視覚による情報入手が不自由な状態でも利用できる
  • 聴覚による情報入手が不自由な状態でも利用できる
  • 特定の身体部位だけでの入力方法に限定しない
  • 身体の安全を害することなく利用できる

これらの要件をふまえて具体的にWebコンテンツ制作上の留意点を示しているのが、次ページで紹介する"5. 開発及び制作に関する個別要件"ということになります。

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