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2005年5月22日:はじめに (原題: "Getting Started")

このブログは、ハイテク(hi-tech)のアクセシビリティを啓蒙するために開設しました。知人の Rebecca Blood に "顧客を満足させ続けて" 気づく機会を提供すべきだ、と勧められたのがきっかけです。私のゴールは、"Think Accessibility(アクセシビリティを考える)" という考え方を皆さんに持っていただくことです。Think Accessibility だって? そう、その通り。「THINK ACCESSIBILITY!」

皆さんもご存知のとおり、今日では障害のある人に対するテクノロジーのアクセシビリティを要求する法律があります。米国のリハビリテーション法508条、255条、W3C の Webコンテンツのガイドライン(WCAG 1.0)、国家規格や国際規格、などです。しかし、残念なことに、現実にはまだまだその進歩は小さいものだと言わざるをえません。事実、設計者、エンジニア、デザイナーや開発者の頭の中にアクセシビリティという考え方をインプットしないかぎり、増加している高齢者や障害のある人々にとってはとても使いにくい製品のままでしょう。

インターネットと Web は、障害のある人々に "新しいドア" を開けてくれました。オンライン銀行、旅行サービス、オンライン・ショッピング、航空会社、そして行政サービスなどが、"brick and mortar"(リアルな実店舗でのサービス)からインターネット上でのサービスに置き換わっているのです。Web により向上した利便性により、障害のある人々にとっては、ありとあらゆるオンライン上のサービスはバーチャルなとても価値のあるものとなっています。つまり、アメリカ合衆国だけでも5,000万人ともいわれる障害者人口の新しいマーケットがそこにあるのです。その数字は、世界で考えると5億を超え、これはシニア市場を含んでいません。

しかしながら、こういったオンライン上のサービスは、以前の "ただの HTML" を超えた複雑な技術の上に成り立っています。これらの Web サイトでは、デスクトップ・コンピュータに採用されている GUI(Graphical User Interface)に似た機能を有する、とても洗練されたユーザー・インターフェースを実装しています。もし、デザイナーやエンジニアがその解決策を考えていなかったとしたら、そのコストは相当なものになるでしょう。

では、ここでお届けしていくニュースや最新情報を随時チェックしてください。このブログへのご訪問、ありがとうございました!

翻訳者コメント

最後に、「デザイナーやエンジニアがその解決策を考えていなかったとしたら、そのコストは相当なものになるでしょう。」というフレーズがあります。ここでいう "解決策" は、言いかえれば "アクセシブルにする方法" のことです。このことについて、パチェロ氏は日本の皆さんに向けて次のように語ってくれました。
「エンジニアは自分自身のキャリアのできるだけ早い段階でアクセシビリティについて学ぶ必要があると思います。もし企業がソフトウェアのインターフェースをデザインする工程においてアクセシビリティのことを考えなかったら、アクセシブルではない製品を世に出すことになります。そして、結果として、その同じ製品を何度もリデザインしたり、修正したりしなければならなくなりますし、米国では、場合によっては訴訟沙汰になることだってあるのです。もし、その製品が最初の段階で正しくデザインされていたなら、それらにかかる時間やお金を費やさずにすんだのに...、という話になりかねないわけです。」

『Think Accessibility』日本語訳

マイク・パチェロ氏のブログ 『Think Accessibility』

『Think Accessibility』の日本語訳は、マイク・パチェロ氏のご好意によりご本人の承諾のもと、株式会社インフォアクシアが提供しています。

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